プログラミング教育で親が注意すべき3点

プログラミング教育で親が注意すべき3点


プログラミング教育は最初が肝心

子どものプログラミング教育を成功させるためには、まずプログラミングに興味を持ってもらう必要があります。1つ目の注意点として覚えておきたいのは、「最初に苦手意識を植え付けないようにする」ということです。難しそうだという先入観を持ってしまうと、簡単なことでも理解しにくくなってしまう可能性があります。プログラミングについての知識も経験もない親にとって、プログラミングはとてもハイレベルな技術に思えるかもしれません。
しかし、多くの親が想像しているよりもプログラミングは簡単です。柔軟な思考力を持つ子どもであればなおさらです。焦りのあまり、いきなりコードを子どもに見せてプログラミングの難しさを説明することなどないよう気をつけましょう。すぐにできそうもないことが身近な目標だと感じさせてしまうと、興味を持つ以前にやる気がなくなってしまいます。ソースコードについて知るのはずっと先のことなので、まずは理論的思考力が育つのを忍耐強く待ちましょう。小学生向けのプログラミング学習ツールを、親が実際にやってみるのも効果的です。多くのツールはほとんど遊びのようなもので、直感的な学び方が出来る仕組みになっています。プログラミング的思考という言葉をはじめ、ソースコード、デバッグ、アルゴリズムなど、専門用語を最初から耳に入れないよう意識することも重要です。プログラミングを学習するとあえて意識させず、ゲーム感覚で仕組みを理解していけるようそっとアシストするぐらいがちょうどいいのです。

親子で学んでみる

次に注意する点は、「わからなくても関心は持つ」ということです。プログラミング経験がない親であれば、子どもと一緒にプログラミングを学んでみるのも効果的です。わからないことを一緒に考えたり、ときには子どもから教えてもらうこともあるでしょう。親子で楽しく学べば子どももプログラミングを楽しいものと認識しやすくなり、学習効果を高めることになります。プログラミングスクールに全部任せてしまう方法もありますが、任せっきりにしてしまうと我が子の習熟度が見極められなくなってしまいます。とはいえ、習熟度を他の子どもと比較するようなことは避けましょう。出来ないことには注目せず、どんなに小さなことでも出来たら誉めるようにしましょう。

作ることの楽しさを知ってもらう

最後の注意点は「作る楽しさに目を向けさせる」です。親が子どもと一緒に料理をするとき、いかに完璧な料理を作るかよりも作る楽しさを知ってもらいたいとまず考えるのではないでしょうか。プログラミングについてもこれと同じように考えると、子どもはプログラミングの魅力に気づきやすくなります。実際に簡単なプログラムを作ってみることで助走がつく場合もあります。早い段階でプログラミングが楽しいと感じられるようになれば、あとは興味任せにどんどん成長するのを見守るだけです。